たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

家事ハラスメントとイクメン

みなさん、「家事ハラスメント」という言葉をご存知でしょうか?

 
 
一般的な妻から夫への家事ハラスメントについてこの間先輩と話していましたが、「なんでそんなこと言われないといけないのか?」と思ってしまうような発言が多いです。
 
まあ家事に限らず、一緒に生活する上で共同でやらなければいけないことは沢山ありますが、家事と育児はちょっとずつ男性が参画するようになったことで発生した問題なのかなと感じます。
 
細かい具体例に関する処置は置いといて、根本原因は「情報過多による専業主婦のプロフェショナル化」「家事・育児の忙しい時期にはすでにOJTが困難」の2点だと考えます。
 
1点目は、ここ50年ぐらいの専業主婦文化、花嫁修業や奥さん同士の競争、雑誌やテレビによる煽りなどで一般的な家事が高度に専門化されてしまったことです。
だいたい、毎晩品数が5-6もあることがいい家庭だ、食器はキュキュッとしていた方がいい、などの「本当に?」みたいな情報を愚直に有能な専業主婦の方々が実施してしまったわけです。この結果、家庭家事のレベルが向上してしまい、男性参入の障壁となってしまっています。ほっとくと需要ないのにクオリティを上げ続けるのは日本人のよくない癖です、ほんとに。
そういう状態に慣れてしまっているもんだから、夫がちょっと頑張ったぐらいじゃその聖域は崩せなくなってしまっている。夫のほうも気後れしてしまうんですよね。実際話をしていた先輩は段取りがうまく効率よく仕事を進めることに長けているのですが、すぐにそのレベルを求められるとやりづらいとのことでした。
 
2つ目は、まあ夫婦2人だと、妻のほうが気を利かせて家事全般やってることありますよね。これ、育児の時に「さあやるぞ」って夫が思ってもできないんです。実際料理作れないとかはイメージ湧くかもしれませんが、女性ものの下着は男の人は洗濯をしたことがありません。掃除だってきれいにする度合いは人それぞれ。そこを「ああでもない、こうでもない」とやっておかないといけないんです。子供が生まれて自由に時間が使えなくなる前に、です。子供が生まれてから妻が指導しながら、かつ通常の家事は夫が何とかなるまでやるなんて、そこまでできたら夫の手伝いなんてハナからいらないはずです笑
 
ということで、家事をやってほしい奥様方には出来る限り早いタイミングで教育してほしいと思います。またそうやって試行錯誤している中で、家事のクオリティを夫婦間ですり合わせしておけばいざ「やらなきゃ!」となってもアタフタせずにすみますよ。
 
ではでは!