たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

マレーシア人と働くときの3つのポイント

現在、マレーシア人と一緒に仕事をしています。

マレーシア人となじみがある日本人は多くないですが、今後のグローバル展開によって一緒に仕事をする、友達になるようなことが増えてきます。マレーシア人ってどんな人たちか、どんな風な働き方をする人が多いのでしょうか?

 マレーシア人の印象

日本人がマレーシアに行ったときの感想はこんな感じです。

①外国人に笑顔で対応してくれる、人懐っこい

②親切、優しい

 

 マレーシアは多民族国家(マレー人、中国人、インド人、etc...)であること、かつて植民地となっていたことから他民族に対する耐性は非常に高いです。ホテルのフロントやタクシーの運転手、レストランの店員だけでなく道を歩いているときにも話しかけられます。また基本的にみんな笑顔で挨拶してくれますね。

また困った顔しているとどこからともなく「どうしたんだ?」と誰か来てくれます。お願いするとすごく頑張って助けてくれたりするので、親切な人は多いですね。

 

マレーシア人の働き方の特徴

 マイペース、楽観主義

 基本的にマレーシア人はマイペースです。自分のところに来た仕事はしっかりやりますが、そればっかりやります。そのため他の仕事とのつながり、スケジュールを考えていません。いつできるの?と聞いたら締切後だった、なんてことはしょっちゅうです。また報告資料等も資料チェックの時間を加味せず発表直前に出してきたりします。また民族的に楽観主義ですので、途中でトラブルが起こることを想定していないので何かあるとすべての仕事が遅れて慌てます。前もって考えていたらスムーズであることを「なんとかなるさ」で進めるのでなんとかならなかったときに大慌てします。

待つのが得意、段取りをしない

 マレー人は働くのが好きではない人が多いです。なので他の人の仕事が自分の仕事に影響する場合、すぐに待ちます。それも、半日でも一日でも平気で待ちます。この待つというのはその間にほかの仕事をするとかではなく、他の人の仕事が終わるのを座ってみて待っているんです。仕事の質、納期の守り方はマレー人は日本人と違ってルーズですが、それに加わって他の人の仕事を待つのでさらに仕事が遅れていく、、、という悪循環です。また他の人の仕事が自分の仕事をすぐ始めるのか、と思いきや自分の仕事の準備を始める、、、「おいおいさっきまでのんびりしてただろ」と。このように段取りとかは全然とらないので行き当たりばったりです。その結果さらに仕事が遅れる、、、ほかの人の仕事も送れる、、、とまあ仕事が遅々として進まないって状態です。 

他の人に強く言わない

 で、これが一番の問題なのですが、他の人を叱る、注意する、指導するという習慣が皆無です。そのため誰かが失敗してもさらっというだけで終わり。言われるほうも言われて終わり程度ですので、全然定着しません。また同じ失敗を繰り返します。他の人に説明する、情報共有する意識もないため他の人が同じ失敗をするケースもあります。すごく仲良く話している人の仕事について質問したら、「何してるかわからない」ような「同じ会社の同僚やろ!」というようなこともままあります。マレーシアでは汚職事件が問題になってますが、怒っている中国人は多いですが、そんなもんだよとなっている、むしろなんで怒ってるんだよって考えているマレーシア人が多いので驚きです。

 

実際に仕事してみて

 このように日本人からするとむずかゆい場面が多いです。異文化圏の人たちと働くのは難しいですね、、、ただ冒頭にも書いたように親切で明るい人が多いので、雰囲気はいいです。そういうのは好きな人多いんじゃないかな。

逆に、日本人も「なんでこんなことするんだ!?」って思われているはずです。

 

ではでは!

 

P.S.マレーシアは第二言語が英語ですが、たどたどしい英語でもしっかり聞いてくれる人が多く、すごくいい国民です。彼らは彼らで大変なようでしたが。

 

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