たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

頼まれ役職を断れた初めての夜

そう言えば一昨日は会社の先輩からの頼みをきちんと断れた初めての夜だったのかもしれない。

元々の八方美人と打たれ弱さでこれまで会社の行事も幾度となく頼まれ、「若いうちはしょうがないか」と無思考に受け入れていた。下働きを一体どれだけしてきただろうか。
自分も人に頼られているのは嫌ではなかったし、それで仕事がパンクしてても、家庭環境に影響が出ても、八方美人ってやつを辞めれなかった。
そうなってくると上も上で頼みやすいのか、間の人間をすっ飛ばして依頼するようになってきて、だんだん理不尽を感じることが増えてきていた。ただ、受け入れた後なもんで、かえって「愚痴を言うなよ」と印象が悪くなるだけだった。

で、この度家ですったもんだありそうなので組合関係の役職をお断りした。悪いな、と思ったけど、一つ上の先輩もやっていなかったので、「家が落ち着いてからにしてください」と断った。

先輩には申し訳ないと思ったが、正直よかったなぁというのが実感だった。

というのも、今の自分には家の環境をなんとか整えるのが最優先だし、すでに色々抱え込んでいるし、何より気が乗らなかった。

もちろん、その役職が重要なのは知っているし、学ぶことも多い。やらないことで損する部分もある。

でも、自分で「やりたくないからやらない」と決めれたのは大きかった。他の人にはたいしたことなくても、大きい出来事だった。

この間の飲み会も上司にやんや言われながらも先に帰った。印象悪かったかもなぁ、もう少しいたかったなぁと本気で思ったが、家で嫁の機嫌ゲージが真っ赤になってくイメージのほうが怖かった笑
そういうのもあって、先輩もすんなり分かってくれたのかもしれない。話のわかる人でよかった。

人生は有限だ、ってのを子供ができてから実感することが増えた。というか好きなアニメも全然見れてない。週末は平日残業できてない分のフォローに追われている。「こんなんでよかったのか?」と日曜の夜思うようになった。「何がしたかったのか?」とかも。自分で選択したことが定まっていく寂しさを感じている。
そこそこいい選択だと思ってるんだけど、なかなか満足は出来ないもので。その飢餓感が自分を動かしてくれているのかもしれない。

ではでは!