仕事がひと段落してゆったりした休日を過ごしています。
今の仕事がそうなんですが子供の頃に引っかかった、興味を持ったものがなんだかんだ仕事になっているんだなあとこの間実感しました。この間同僚とご飯を食べている時に、子供の頃の自由研究の話をしていた時です。
僕が記憶に残っている自由研究は紫キャベツの水溶液で酸・アルカリ性を測定する実験でした。紫キャベツの色素はpHによって変色する性質があるので、紫キャベツのだし汁を石鹸水やレモン水を入れて水溶液の色が変わる様子を観察したことをよく覚えています。その同僚はレモン電池を作って感動したと言っていました。レモンに金属を刺して配線を組んでプロペラを回したり、電球をつけたりするやつです。
僕らは化学業界で働いているので、「やっぱり子供の頃にやったことって残ってるよねー」となりました。なんだかんだ好きなんだろうねって。
今考えると、子供の頃に勉強やらイベントやらでいろんなことやってたと思うんです。ただ面白かったこと思い出すと実験とかが多いです。しょうもないガス検知管のテストや水上置換法とかを妙に覚えてる。
「学校の勉強は社会の役に立たない」なんていう人がたまにいますが、それって引っかからなかっただけだと思うんですよね。もっと違った、遊びとかスポーツとか親の仕事とかそういったもので引っかかっていたんです。そういう人はそれ以外のことはそれほど覚えていない。僕も実験のことは覚えていますが、音楽の授業とか驚くほど覚えていないし、体育の授業の記憶なんてこの世から抹消する勢いです。
そうやって子供の頃に興味を持てる経験をできることは自分の人生に少なからず影響を与えてる。ということは、次の世代の子供にもそういった経験を積んでもらうことが親の一つの役割なのだとも言えます。
家庭の教育方針に関しては完全に野党ですので細かいことを言うつもりはないですが、興味を持てること、のめり込めることをできるだけ応援できればと思います。
ソフトバンクの孫正義さんの「孫正義育英財団」みたいな大層な志があるわけではないですが、自分が面白い・楽しいと感じていることを伝えることで将来に繋がる興味になればいいのかな?と思っています。
ただ、そんなこと言っていて親である自分の興味の範囲が大したことなかったら全く意味がないなということで妙に焦っています。「やばい、今は仕事にかまけて話題のアニメ・漫画を適当に見て、付き合いでサッカーとゴルフやってるだけじゃん」と。
なので興味のある化学分野の勉強や、語学、プログラミング、最近自分の中でブームになっている世界史(ライフネット生命の出口治明の本がすごく面白かったです)などをどんどん深めて、見聞を広げていきたいです。このブログももう少ししっかり書いていきたいんだけどなあ。
まあ娘はそんなことより僕の大事な専門書の表紙をビリビリに破ることにご執心ですが。。。ではでは!
追伸)ライフネット生命の出口治明さんの世界史の本、とにかく考察がしっかりしていて面白いです。ご本人が歴史好きで納得したことしか書いていないとのことで、世界の繋がりを捉えて時代背景をつまびらかにしています。ファンタジーのように生々しく、人の息遣いを感じられる本になっています。現在のテロの背景、イスラム教とキリスト教の関係性も歴史を紐解くと随分見え方が変わってきました。いい本です。
仕事に効く 教養としての「世界史」II 戦争と宗教と、そして21世紀はどこへ向かうのか?
- 作者: 出口治明
- 出版社/メーカー: 祥伝社
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