どうも、たけとけたです。
最近しんどいなあ、仕事辛いなあとおもっていたのですが、気づいてしまいました。
「働きながら育児は、ゲームの縛りプレイと一緒じゃないか?」
ゲームの縛りプレイとは
ゲームの縛りプレイってなに?と思うのでググりました。以下引用です。
縛りプレイとは「ゲームをする際に自ら制限をかける、独自ルールを設けるなどしてプレイすること」という意味です。
本来は縄で体を縛って行う特殊な性行為のことですが、現在の用法としてはこちらの方がよく使われます。
通常、ゲームとは多くの人がクリアできるように難易度が調整されているものです。
しかし、上級者にとっては、このような一般向けの難易度の状態でプレイするのは生ぬるく感じる場合もあります。
そこで、「回復魔法を使ってはいけない」「必殺技を使わず、攻撃方法は通常攻撃のみ」などのようにあえて便利な機能を封じ(縛り)、不便な状態でプレイをすることを「縛りプレイ」といいます。
そのように自ら制限をすることでゲームの難易度を上げ、やりごたえのあるゲームを楽しむことができるのです。
引用:「縛りプレイ」とは?意味や使い方を解説! | 意味解説
ポイントは、自ら制限することでゲームの難易度を上げるという点です。縛りプレイのルールはゲームの種類によって千差万別あります。ゲーム難易度を変えることは共通していますが、縛りプレイの面白いところはルールによって別ゲームと化す点です。
コイキングのみで殿堂入りを目指す実況動画
僕の好きな縛りプレイのゲーム実況動画に「金色のコイキングだけで四天王クリアする」というのがあります。
これはゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」を、コイキングというポケモン1匹でゲーム内のエンディングである「四天王とライバルにポケモンバトルで勝って殿堂入りする」という制限でプレイしたものです。
普通にポケモンをプレイすると、ポケモンを捕まえ、育てて自分好みのパーティーを作りながらポケモンバトルに勝っていく流れなんですが、この縛りプレイだと違います。
- 金色のコイキングを捕まえるために釣りをし続ける
- 相手ポケモンの属性に合わせて戦えないのでひたすらレベルを上げてゴリ押し
- ステータス上昇系のアイテムをどう使うかが戦略の鍵
- 後半は運任せ
後半はポケモンの名を借りた別ゲームになります。パーティーによる戦略とか技の相性とか工夫のしようがないので、いかにしてステータスをあげるか、相手の攻撃にはまらないように運を味方につけるかがポイントになります。努力のゴリ押ししかないんですが、動画の編集に気合い入れ過ぎて力尽きてたりなかなか面白かったです。というか最初は釣りしかしてなかった、それで1本目の動画が終わった時はお腹が痛くなるまで笑ってました。
スーパーマリオ 低レベル実況
他にも、「スーパーマリオRPG 真の低レベルクリア」動画は大学生だった当時熱狂して観ていました。
これは登場キャラクターのレベルを一切上げずにラスボスまでクリアできるのかに挑戦した動画です。ルール上途中から
- 相手の大技がうまくミスし続けるまでリセットを繰り返す
- 経験値を貰わないように、ボーナスチャレンジではずれを引くまで繰り返す
という運を引き寄せるための試行回数を積み上げるだけのゲームになってしまいました。後半は色々試すもうまくいかず、一定の戦闘最適化が終わったあとはひたすら祈るだけのテンプレと化してました。その試行回数の多さゆえに、オノフォースのジャスティスブレイカを回避し切った時は思わず唸ってしまいましたね。
働きながら育児=ゲームの縛りプレイ?
思わず熱くなってしまいましたが、本題に戻ります。
ゲームの縛りプレイ(かなり理不尽な制約のもの)を2つ紹介しましたが、共通するのは縛りプレイの制限を厳しくしていくとゲームの趣旨そのものが変化してしまった点です。
どちらもRPG(ロールプレイングゲーム)としての戦略やストーリー性、などの醍醐味がなくなり、どうやって挑戦する回数を増やすか?(時間をかけることにプレイヤーが耐えるか?)、厳しい制限の中での生存戦略をどうするか?(回復アイテムをどのタイミングで使うか?)が重要になってきます。
ゲーム本来の楽しみ方が変わってきてしまうんですよね。
働きながら育児することも同じです。
夫婦共働きの場合、子どもが産まれて、保育園に入れて働くと、色々な制限がかかってきています。
- 保育園の送迎で残業できなくなる(残業不可)
- 子どもの体調が悪くなると仕事を休む必要あり(突発年休)
- 飲み会の参加回数が減る(会話機会減少)
- 子どもの相手で土日で体力が回復しきらない(回復制限)
これらによって仕事のやり方も変わってきます。
- 残業不可→スケジュールの厳密化・優先順位のメリハリ強化
- 突発年休→仕事の属人化回避・締切前にバッファを設定
- 会話機会減少→日中の会話の頻度を調整して、コミュニケーション不全を回避
- 回復制限→業務時間で燃え尽きないよう、集中と緩和のバランスをつける
こうなってくると、独身時代に好き勝手やっていた頃と比べて仕事というゲームの特性そのものが変わっています。仕事の特性が変わってしまうということに気づかないと、無理して仕事を詰め込んだり夫婦間での育児の押し付け合う不毛な展開となってしまう。また周りができているのに自分はなんで?と本来比べるべきではない相手と自分を比べて落ち込んでしまいます。今までと同じようにはいかない、と認識することが大切です。
縛りプレイはあくまで上級者向け
注意すべきは縛りプレイはあくまで上級者向けだということです。縛りプレイをしながら通常通りゲームをクリアすることは困難です。なので大前提として、
以前と変わらず成果を出してる→めっちゃすごい
これです。以前と変わっていないのであればめちゃくちゃすごいです。できてたら自分を褒めてあげましょう。
僕もですが、たいていの人は仕事の業績が低下します。でも仕方ない、これまでも低くないハードモードでやってきていてさらに縛りプレイをやっているんだから努力だけで今まで通り働くなんてことは困難です。そこは一定諦めたうえで、どうやっていくのかを日々考える必要があります。
働きながら育児という縛りプレイをどうクリアするのか?
ゲームの難易度を変える→業務量を変える
これが一番大事です。上司に相談、または人事に相談するなどして業務を見直しましょう。無理なものは無理です。難しい場合は転職も視野に入れましょう。僕の友人はキャリアと育児を両立するために転職していました。
ゲーム内での戦略を変える→働き方を変える
これまでのやり方ではうまくいきません。「仕事そのものが変わってしまったんだ」と認識して、積極的に新しいやり方を取り入れていきましょう。これまでのやり方でうまくいかないのは当たり前です。ルールに合わせた戦略を磨く方がいいです。
課金する→アウトソーシングする
スマートフォンでできるソシャゲなどは課金することでショートカットすることができます。仕事や育児も同じです。課金してうまくいくなら課金した方がいいです。ただ課金にもコツがあるので、どこに資金を投入するのがいいかは試行錯誤していく中で掴んでいく必要がありますね。
制限を変える→やるべきことを見直す
育児にも色々なタスクがあります。これらをアウトソーシングして負荷を緩和できないか?他の人の方がうまくやってくれないか?そもそもやらなくていいのでは?などなど。何より理不尽に難易度をあげる設定になっていないか注意することです。ゲームの縛りプレイのルールも千差万別なので、自分好みのものにすればいいんです。(楽しくゆるゆるやれる縛りプレイもたくさんあります)
自分で決めたからこそ楽しむ
働きながら育児ってやってみると大変で、仕事の成果も芳しくないと自己嫌悪に陥りがちです。そもそも上級者向けの仕事方法に変わっているので、仕事してるだけすごいよねーとポジティブに捉えてくことがよさげです。
そしてこの例えが浮かんだ時に自分で決めたことだからと状況を楽しむことが大切なんだろうな、と気づかされました。ゲーム実況者はゲームが好きで、好きだからこそ様々な方法でゲームを楽しもうとします。最初に決めたルールが理不尽すぎてむちゃくちゃになってしまっても、そこからどうすればいいかを考えることを楽しんでいるんですよね。もちろん挫折してしまうこともありますが、それもいい経験と面白がってる部分があります。そうやって自分で決めたその状況を楽しむ姿勢は見習いたいと思います。
ではでは!