どうも、たけとけたです。
2019年も終わってしまう前に、読んだ本ベスト5を紹介します。
1.世界基準の経営理論 著:入山章栄
2.残酷すぎる成功法則 著:エリックパーカー、橘玲
3.サラバ! 著:西加奈子
4.ビジネスプロデュース戦略 著:三宅孝之、島崎崇
5.転職と副業のかけ算 著:moto
結局2019年もビジネス書を中心に読んでました。以下、面白かったところを紹介していきます。
- 1.世界基準の経営理論 著:入山章栄
- 2. 残酷すぎる成功法則 著:エリック・パーカー、橘玲
- 3. サラバ! 著:西加奈子
- 4. ビジネスプロデュース戦略 著:三宅孝之、島崎崇
- 5. 転職と副業のかけ算 著:moto
- 2019年を振り返って
1.世界基準の経営理論 著:入山章栄
2019年12月に発売された本ですが、経営理論が広く分かりやすく説明されていてすごく面白かったです。経営学の成り立ちを経済学、心理学、社会学の3つの視点と相違点を比較しながら分かりやすく説明してくれます。これまで読んできたビジネス書がどの立場で書かれたものか、どの理論と関連性があるのかなどが本書を読むことで体系的に理解できます。
ビジネス書を読んでて、「これは面白いなぁ」と思ってもなかなか現実に使用できないことが多いです。本書ではその理由を、ビジネス書は現象論が中心であるため、どの前提条件で活用できるのが見えづらい点にあると述べています。現象論も理論とつながることで、適用範囲や制約が見えてくる。この考え方を元にMBAやフレームワークと理論のつながりの紹介も多数されています。
例えば「とにかく行動しよう」という戦略も心理学の企業行動理論に基づいて合理的であることがわかっており、で将来の不確実性が上がると行動することで知識領域を拡張することが競争優位になることが研究結果からも示されています。
本書の興味深いところは、単体の面白さだけでなく多くのビジネス書の知識を連結する盤石な基盤を得られる点だと思います。木下斉さんのTwitterをみて12月に勢いで買ったんですが、今年1番の当たりでした。
2. 残酷すぎる成功法則 著:エリック・パーカー、橘玲
「成功するにはエリートコースを目指すべき?」「いい人は成功できない?」「なぜネットワーキングはうまくいかないのか?」と答えにくいことに一定の科学的根拠を交えて説明されてます。
僕が面白かったのは、「外向的なリーダーと内向的なリーダー」という部分です。これまでのビジネスでは外向的なリーダーの方が優秀であることは科学的に証明される身も蓋もない展開でしたが、目的意識のある人々を率いる場合には内向的なリーダーの方が向いているようです。自分が内向的なのでちょっとホッとしてます。自分のこれからのリーダー像を考える上で非常に参考になりました。
3. サラバ! 著:西加奈子
久しぶりに小説を読もうと思って、手に取ったのが本書です。有名なので今更ですが時系列に並んだ葛藤の波が刺さりましたね。
主人公が生まれた時からの物語が時系列で淡々と流れていきます。それぞれは日常の1ページであるのに、生々しい語り口で読者を感情の渦に巻き込んでいきます。淡々としているけれど物語の終わりが読めないので、グイグイ引き込まれます。作中に出てくる「サラバ!」が下巻でどういった機能を果たすのか?このまま重松清さんの「疾走」みたいになってしまうのか?地を這う絶望にめまいを覚えながら、下巻へ。
下巻もなかなか絶望的な展開なのですが、ラストが清々しい。ラストを読みながらニールシモンのfeeling goodを聴くと、憑き物が落ちたような清々しさを感じられます。 貴子の「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ」という台詞が説得力を持って彼女から発せられるまでにどれだけのものを背負ったのか、どれだけ対峙したのか考え込まずにはいられなかったですね。彼ら・彼女らが各々のタイミングで「自分の信じるもの」を見つけていくところは、この物語の示したかった希望なのだと思います。
4. ビジネスプロデュース戦略 著:三宅孝之、島崎崇
とあるきっかけで、「ビジネスデベロップメントエンジニア」について調べる必要が出たので読んだ本です。新規プロジェクトをどうやって立ち上げたらいいか?その時にどんな視点でビジネスを捉えるべきかをストーリーテイストで説明しています。
なるほどなあと思ったのが、事業のフックを遠くすればするほどビジネスとして強固になるという点です。単純に作ったものを売ってマネタイズするような簡単なものでなく、社会問題の解決によって実行策と離れた部分で利益を得ることで簡単に真似できないビジネスモデルを作り上げることができることを理解できました。
5. 転職と副業のかけ算 著:moto
今年一年間は将来について悩みながらも前進しなかった1年でした。ただこの本を読んで漠然と自分が不安に思っていることや、今どうしたらいいのかがクリアに見えてきた気がします。特に本業での成果の出し方や、それを軸に市場価値を上げる考え方は今の仕事のモチベーションにもなってます。
2019年を振り返って
色んなジャンルの本に手を出してみました
ジャンルが偏り過ぎないように本屋で普段寄らないエリアで手に取った本を買う、図書館で分厚い本を借りる、Twitterで宣伝されてた本を買ってみるなど色々試しながら読んでるんですが、慣れない本はなかなか読み終われないですね。宇宙の本とかブラックホールの発見でテンション上がって買ったけど途中で断念してしまったし、ハリーポッターを英語版で読むことを頑張ってみたものの3分の2ぐらいで挫折してしまいました。kindleライブラリにも今見返すと積ん読がたくさん。。。理由は簡単で、子供の面倒みながら細切れの時間で読んでるんで、集中力がいる読書を避けがちなんですよね。。。
ただ失敗しないための読書ばかりするのも面白くないよなあと思うので、引き続き積ん読や読み切れないことを重要視せずにチャレンジしていきたいなあと思います。
インプットばかりでアウトプットしてない
そのほかIoTの入門書を買って何もしないとか、転職の本ばかり読んであまり動いてないとかアンバランスでした。ただアウトプットしたくても疲れ切ってたりするので、あまり深く考えずに乗った時にやれるやり方で進めた方がよかったですね。
というのも「これをするために何を諦めて進めるか?」とか考えるとしんどくなってやめちゃうことが多かったんですよね。やめてしまうぐらいなら一日10分ずつぐらいでもやったらよかったなあと。悩むぐらいならやったらよかったなあ。
・・・なんとかここまで書けた。最近はこの分量でも書き続けるまとまった時間が取れないです。子育てがカオスすぎる(泣
ではでは!