たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

後輩のスケジュール調整に失敗した話

先日ブログで書いた後輩くんの続編です。

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 タイトルの通り、お盆休みのスケジュール調整でゴタつきました。自分のスケジュールだけじゃなくて後輩のスケジュールも色々配慮しないといけないんだなあ、と色々悩んだお盆休みでした。

お盆休み事情 

 勤め先が化学工場なので、基本的に年間365日稼働しています。化学工場には危険な物質が多数保管されているので、生産活動の有無に関わらず一定数のメンバーは交代勤務で工場の監視を行なっています。

 僕みたいな平日勤務のスタッフ職もお盆休みが明確に決まっているわけでなく、有休取得でお盆休みを作る仕組みになってます。会社としては有休取得を推奨しているけど、有休を取るかどうかは本人次第ということです。

実態としては1週間休む人が少しと、1~2日程度休む人が大半で休まない人はほとんどいません。お盆に休まない人は前後の週で休んでいる感じです。

今週の仕事予定

 当初の計画では工場進捗に合わせた分析が必要でして、それが8月14日にも当たっていたんですね。僕は8月14日は家庭都合で休むので分析できないなぁ、交代勤務の人にやり方教えてやってもらえないかなぁ、と考えていました。

その話を後輩くんにしたところ、

「いいですよー、予定もないですしやっときます」

と分析をしてくれることになりました。後輩くんには分析方法を指導済みなので、ラッキー助かるわー、と言ってお願いしました。交代勤務の人にスタッフ作業をお願いするとあとでクレームがきたりするので気を遣うのでその時はホッとしてました。

合わせて組まれる実験たち

 8月14日どうせ出勤だから、と後輩くんはお願いしていた他の実験も計画していました。実験は1日で終わるものもあれば、前処理に数日かかるものまで様々です。お願いしていた分析は3日間前処理して4日目に分析するもで、最終作業日が8月14日に調整されました。

工場都合でキャンセルになる分析

ここまではよかったんですが、8月11日に出勤すると、交代勤務の方から連絡が。

「予定変わったから、8月14日なしでいいよー」

いやそれもっと早く言って!

本来の主目的であった8月14日のスケジュールが吹っ飛んでしまいました。まじですか、、、いや、まあ工場勤務あるあるなんだけどお盆の予定調整はなんだったんだ汗

この話を、後輩くんにすると

「ああ、そうなんですね。。。」と少し悲しそうです。

そうだよね、お盆はなんだかんだ休んでいる人多いしね。と。。。

ただ、この時すでにもう一方の実験をスタートさせていたので、まあ出勤しますよーって反応でした。

迫りくる「なんで休めないの?」の嵐

 その後が大変です。チームメンバーや上司から「なんで後輩くんは8月14日休めないのか?」の質問が飛んでくる飛んでくる。その度に一から説明しないといけない。本来の目的の分析がなくなったんだからなんとかならないのか?とか聞かれる、辛い。

 僕は分析自体は遅らせてもいいと後輩くんに説明していますが、後輩くんの作業はやり直しの分増えるので本人はやめなくてもいいと思っているわけです。なんだこれ、それならいいじゃんと思うもそもそも業務を取り次いだのは自分だしなあ、、、ということでなんかもやっとしたまま自分のお盆休みに入りました、むむむ。

有休を使うかは本人の自由、なんだけど

 有休をいつ使うかは本人の自由なので取ろうが取るまいがどちらでもいいのですが、実際のところはある程度会社側がお膳立てしないと長期休みは取れないし、実際メンバーも取れないと思っているんだろうなあと思います。会社が推奨してくれているのになんで休み取らないの?みたいな話になってしまう。

 僕は工場の予定に合わせながら休みを取ることに慣れているので、例えば土日出勤して別の週に休んだりとかは違和感なくやっています。家族の予定を一部変更することもありますが、その分も業務範囲として給料もらってるからと納得しています。(本当に嫌なら転職したほうがいいだろうなあとも思ってる)一方で動かせない予定の時はチームメンバーにお願いしたり、事情を上司に説明して休むようにしています。子どもが体調悪い時は休まないといけないですし、体調不良の時なども自分の中では会社を休むかどうかの基準がはっきりしています。

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 今回の後輩くんのケースでは、後輩くんはチームにきて数ヶ月なので有給取得の基準(状況)が分からない→後輩くんには適切に休んでもらうべきだ、との力学が働いたためにこんな形で問われるようになってしまいました。後輩くんのキャラクターとして、先輩からの依頼を我慢してやっていると思われることも想像しておかないといけなかったです。

本人の希望を尊重する難しさ

 1つ失敗だったのは、8月14日の出勤を本人の意思を尊重した形にしてしまったことです。

 形はどうあれこちらから仕事の提案をしたので、この予定の調整がかかった段階で休みたければ休めるようにフォローはしないといけなかったです。リスクを含めて依頼するかどうかを考えたほうがよかった。仕事を依頼した時のスケジュール変更リスクを織り込んでなかったです。

 本人の希望を尊重するといっても、先輩からの依頼なので多かれ少なかれ後輩くんも気を遣っているはず。今回のようなケースで文句を言われることも理解しておかないといけなかったですね。

 とはいえ、こちらも仕事でやっているので落ち込まなくてもよかったかなと。仕事に関して人間関係のトラブルはつきものなので、なんでこんなに弁解しないといけないんだ!と失望せずにまあこんなもんだと思っておいた方が良さそうです。

17.他人に期待するのを、やめる

 人間関係でイライラしてしまう人にイライラを一発で止める方法を教えよう。その方法とはズバリ、他人に期待するのをやめることだ。

すべてのイライラは期待から生まれる。

「こうしてほしいな」っていう期待だったり、「こうあるべきだ」っていう期待をして他人がその期待に応えないとイライラする。

(中略)

他人に期待するということは、絶対に負けると分かっているゲームに参加するということなのだ。 

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他人に依頼して動かしている以上、期待した動きにならなかったり予期せぬトラブルにあったりもするし、そのことに一喜一憂するのはもったいなかったですね。筋トレしよう。

 

ではでは!