たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

「早く正しく決める技術」で日本式の承認業務をストレスフリーに

会社勤めで承認作業にストレスを感じている人にオススメしたいのがこの本です。

早く正しく決める技術

早く正しく決める技術

 この本の著者である出口治明さんはライフネット生命の創始者で日本生命で長年働かれていたこともあり、ビジネス感覚だけでなく大きい企業体での働き方について精通されています。出口治明さんの本はたくさん出版されていますが、この本はタイトル通りストレートに「早く正しく決める技術」について書かれています。仕事でもプライベートでも、とありましたが仕事側での利用しやすい形の例が多く乗っていました。

私がいいなと感じたところは2点です。
・「数字・ファクト・ロジック」で考える癖をつけること
・「決めることと提案・承認をもらうことは異なる」ということ

 物事を判断する際には数字情報とファクトを集めて、そこからロジックを組み立てることで素早く、正しい判断がしやすくなるという点を細やかに説明してくれています。y = f(x1)+ g (x2) +...と数式を組み上げていくように、ロジックの結論yをどのように数字とファクトで積み上げていくのかが非常にわかりやすかったです。
 また会社に染まってくると「あの上司はこういうの嫌だろうなあ」という理由で正しい判断ではなく、承認をもらいやすい判断をしてしまう癖ができてしまいます。そういった時には往々にして判断に私情が入ってしまい間違いやすくなってしまいます。そうではなくて「正しい判断」を先にして、「どうやって提案を通すか」を行えばいい、というのは「ああ、そういうことか」と納得しました。確かに二つを混ぜてしまうとすごくストレスにいたんだなあと気づくことができました。

 僕の会社ではここ2-3年でトラブルが多く発生して、対策として現在、一定の基準を超える部内の変更は承認印が8個入ります。部内でこんなもんなので、投資案件などは関係ある人がここぞと出てきてやんや言われる組織体質になってきています。そのくせ何かトラブルがあっても、締め上げられるのは提案者・担当部署だけなので「こうやって変化に乏しい会社になっていくんだろうなあ」と身をもって感じている日々です。
 この本にもありますが、「変更することで起きうるリスク」をあらかじめ見積もって許容可能かどうかをマネージャーが見極めるというのはいい解決策ですね。リスクが部署レベルで許容できないのであれば、さっさと辞めて違うことをすればいい。仕事なんてそこら中に転がっているので、なんでもかんでも自分で背負ってやらなくていいんだなあと感じました。

出口治明さんはロジカルに、フラットな姿勢で仕事に取り組まれている印象で、「大企業からでもこんな人が出るんだな」と思ってたんですが年2回2週間の休みをとって海外旅行にいくなんてことを上司に言われようが仕事を回してやってたっていうんだから、そもそも格が違いますね。「会社生活は人生の3割」という言葉を真に受けて、メリハリつけていきたいです。

出口治明さんの本をコンプリートしたいなと読み進めてます。たくさん執筆されているのと、参考文献が多くてなかなか追いつかないですが(汗
ではでは!

出口治明さんに関するエントリはこちら
jastaway03.hatenablog.com

(執筆時間:25分)