もうすぐ9月も終わりそうです。2018年も残り3ヶ月です。
年始にはこんな目標を立てていました。
この抱負はだいぶ達成できそうだと思ってたんですが、雲行きが怪しくなってきたので考え直してみました。
勘違い「余裕を持つ」=「時間がある」
この抱負なんですが、一つ勘違いしてました。
僕はこう考えていたんですよ。
「余裕を持つ」=「時間がある」
この考えのもと、この9ヶ月間仕事も家事も育児も「時短」がキーワードでした。かかる時間が短くなればそれだけ生活に余裕ができて、楽しめるもんだろうと。
その甲斐あってか今年の5〜7月ぐらいでは気持ちに余裕も出てきて楽しくなってきていたわけです。
この当時は2人目の子供が生まれる前後でした。若かったな〜
2人目の娘とともに妻が家に帰ってきてからそれは起こりました。
「自分の時間、まったく作れない問題」
1人で2人の娘の世話をしていると、不確定要素が増えまくってこれまでとは全く異なる状況に陥りました。上の娘は好き勝手するし、それに呼応するかのように下の娘も泣き出したりする、育児の負荷の変動幅が大きくて全く読めなくなりました。
しかも下の娘ができてから、上の娘は「赤ちゃん返り」してしまったため、何をするにもママがいいです状態です。「ママが、いいです」ってちゃんと言いますもんね、成長を喜べばいいのか悲しめばいいのか。
こういった状況の変化に対して、正直楽しめなかったです。この2ヶ月ぐらい。でも、今までの時短作業のおかげで意外と時間はあったんですよね。負荷が上がったのは下の娘の面倒なんですが、まあ一度経験していることもあって作業内容としてはそこまで上がってないですし。ということで、時間はわりかしあったけど全然余裕なかったです。辛かった。
で、やっと気づきました。違いました。
「余裕を持つ」≠「時間がある」
「余裕を持つ」= 「自分のゴールを自分で決めることができる」
これでした。
余裕がなくなる時の思考回路って結構単純で、自分の考えるあるべき姿からどんどん乖離していることが許せないときです。
「いままでこれはできていたのに」
「この時間はうまくやれてたのに」
「指示された内容はだいたいこなせていたのに」
このように「あり姿」≠「実態」となっていることに対して納得いかないと、なんとか自分の力でリカバリーしようともがいてしまいます。僕の場合は「下の子を寝かしつけることができればいままで通りブログが書ける」「妻が2人分の育児に早く慣れてくれれば時間が作れる」なんて虫のいいことを考えていました。当然そんなことはすぐにはできないので、状況に対してフラストレーションが溜まっていきます。
結局、この2ヶ月は余裕無く過ごしました。
「余裕のある人」=「自分で自分のゴールを決めることができる人」
「余裕のある人」ってどんな人かなあとイメージした時に、「俺はここまでやってるからいいんだよねー」って言える人なんですよね。
昔研究室にいた先輩で実験の合間にアニメをよく見ている人がいまして、「マクロスどこまで見たー?」と僕に聞いてくれる先輩がいました。その人は普段は力んで研究をしている雰囲気はなかったんですが、研究成果はしっかりしていたし作業量自体も少なくはなかったです。それでも、自分で時間を作って楽しんでいたし余裕がありました。
それは「自分で自分のゴールを決めることができる」からです。
研究なんていうものはやろうと思えば延々とやることがあって、やればやるほど不安になるし、思いつきも増えるし、でも成果はそんなに出るもんでもないしでイバラの道です。その中で焦って潰れてしまう人も見てきましたし、ペース配分がわからなくて徹夜ばっかりしている人もいました。研究成果を早く出さないと他の研究室に取られてしまう可能性もあり、プレッシャーは中々です。
そんな時に「自分が納得できるか?」という指標はとても大切です。
自分が納得できない限り、延々とやることはあるわけです。
もちろん頑張る理由があることはいいことですが、それ自身に潰されてしまっては元も子もありません。
そういうわけで、良くも悪くも「まあいいか」と自分で線を引く必要があるんですね。そういやちきりんさんの本にもそういうこと書いてあったなー
ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2013/12/08
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (3件) を見る
今回の反省点「自分の理想を下方修正できなかった」
今回の件だと、「状況の変化に対して目標を下方修正できなかった」ことが問題でした。「子供が産まれたし、最初のうちはうまくいかないよねー」とか 「2ヶ月ぐらいはしんどいだろうけど、時間かけてうまくできるようにしようかー」といったことができませんでした。「早く元の状態に戻さなきゃ」と必死になってしまっていて、空回りしていましたね、反省。
もっと言えば、2人目の子供が産まれることはわかっていたのであらかじめ予測して自分のライフスタイルを変化できるように覚悟しておくべきでした。もちろん準備はしていたので、時短でできた時間で行なっていた活動の「オンライン英会話」「ブログ」「ランニング」「サッカー」はごりっと減らしたんです。ですが、これでだいぶストレスが溜まってしまった。「こんなはずじゃなかったのに」と思ってしまったこと、「覚悟」が足りなかったことが問題でした。
「余裕を持って楽しむ」って「今の自分の状態を認めること」
1年間悶々と悩み続けて、やっとそれらしいことがわかってきました。元々時間の問題ではなかったということがわかっただけでも一歩前進かなあ。
あと3ヶ月、もう少し良くできたらなあと思います。
ではでは!