たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

「トレードオフ」を意識すると育児と家事は楽しくなる

おかげさまで家事や育児の大部分をできるようになってきました。たけとけたです。

 寝かしつけは現在格闘中ですが、その他のことはだいたいできるようになっています。実際に僕の分担も増え、世間のママが子どもに対して癇癪を起こしてしまう気持ちも分かるようになってきました。終始子どもが危ないことをしないように気を遣いながら自分の作業をこなしていくのはハードです。僕は並行して作業をするのが苦手なので、日々ワーキングメモリーをギリギリまで使っていて夜寝るときはぐったりしていました。ですが考え方を変えることで「余裕を持って家事・育児に取り組む」ことが少しずつできるようになりました。

 

 それは「トレードオフを意識して選択する」ことです。

 

 家事と育児、例えば料理を作ることと子どもに絵本を読むことは時間軸として両立しません。家事はいわゆるルーティンのタスクですのでやらなければ残り続けて家の状況が悪くなっていきます。ただ育児の面でも、できるだけ子どもと一緒に遊んであげたいと思うのが親心ではないでしょうか?そのため家事をやっている時に子どもにかまってとせがまれることは精神的にストレスになります。その度に「遊んであげたほうがいいかな?でも料理は作らないとな。。」と考えます。これにより子どもが来る度に選択を迫られる→選択疲れが発生するからです。

 さらに家事と育児って「やらないといけないこと」と「やったほうがいいこと」がごちゃ混ぜになっていて、選択するときの状況によって変わってくることもしんどいです。

そこで、意識することが「トレードオフ」です。

 トレードオフというのは、「どちらかを選択してどちらかを諦める」という意味です。料理をしている時に子どもが絵本を読んで、とねだって来た時にどちらを優先するのかを確実に決めておくことで、選択疲れを無くそう、というやり方です。

 「家事や育児をやっていく中で、大切なことは何か?」を意識して先に取捨選択してしまうわけですね。

 

僕が優先していることは下記です。

・短時間でも、子どもと真剣に遊ぶ

・家事(洗濯、食器洗い、掃除、etc)は毎日少しずつやる

・家事の時間は出来るだけ短いほうがいい

・教育上とか、健康上とかより、まず「納得して楽しめるか」を優先する

 

そして上記に当てはまらないことは「諦める」または「頑張らない」ことにしています。

・長時間子どもと遊ぶ

・手の凝った料理を作る

・家事、育児で節約をする

・料理中は子どもと遊ばない 

 

 「長時間子どもと遊ぶ」とこちらが飽きてきて続かなくなるので、できるだけ長くならないようにお出かけの時間を調整したり、録画している教育テレビを見せたりしています。

 妻には「教育上長時間見るのはよくない」と言われているので、スポットで見せるようにしています。疲れで機嫌が悪くなっているときに自分の時間を作るために観せたりもしています。それは親のほうが余裕がなくなると機嫌悪くなって態度に出てしまうので子どもにとってもよくないと感じるためです。ここは「納得して楽しめるか」を「教育上いいか」より優先しています。

 

また「仕事」と「家事・育児」もトレードオフを意識して取捨選択してます。

平日はあらかじめ下記のように優先順位を決めています。

 「緊急度の高い育児」>「仕事」>「育児」>「家事」>「飲み会」>「娯楽」

「飲み会」を入れているのは、仕事上必要とされているケースもあり、グレーゾーンだったので仕分けしました。「仕事」は通常育児よりも優先してますが、「飲み会」は優先しないことにしています。これで今までは全体の飲み会には常に参加だったのですが、現在は飲み会の頻度を減らしています。

 この辺りは人によりけりですが、「また飲み会かーどうしよう?」と悩むより「今月はもう2回行ったのでキャンセル」と主体的に考えることができてます。

 「仕事と育児の両立」は「すべてを完璧にこなすこと」ではなく「何をやって、何をやらないか」を決めることだと考えることで、幾分かハードルも下がるのではと思います。二者択一を迫られる頻度が下がったので、僕自身は非常に楽になり楽しくなりました。

 家事・育児でしんどい気持ちになっている人は、一度自分の人生の優先度を見直してみてはどうでしょうか?

ではでは!

 

P.S. 「トレードオフ」に関しては下記の本が分かりやすかったです。 仕事論というよりは人生論でしたね。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

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