たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

僕たちに「虐待死」を防ぐためにできることってなんだろう?

このニュースにショックを受けた方も多かったかと思います。

 僕の妻もニュースを見て泣いてしまったらしいのですが、気持ちはよく分かります。僕も通勤電車の中で考え込んでしまいました。自分の娘のことを考えると、胸が苦しくなります。

 何が悔しいって「あともう少しで救えたかもしれない命」だったんですよね。児相の方も動いていたし、警察の方も動いていた。あともう少し、あともう一歩踏み込めたら救えたかもしれない、大多数の大人が職務を全うしようとしたのにあと一歩が届かなかったのは僕たちの社会がまだまだ未成熟であることを見せつけられた気がします。

僕たちに何ができたのか?

 今回の件で僕たちは何ができたんでしょうか?正直言ってできたことはあまりに少ないと思います。でも、できたこともあったんじゃないかなと。

 例えばNPO法人フローレンスの駒崎さんが書いているように「一過性の感情だけで終えず、制度を変える、お金の使い道を変えることに繋げて、構造的な再発防止を目指す」ということはできたかもしれません。

www.komazaki.net

以下抜粋

 

 親権制限や警察との全件共有は、政治がルールを変えれば良いだけ。児相のキャパ不足も予算をつければ良いだけ。

 

 なぜそれができないか。この社会的養護の分野は、最も票になりにくいからです。だから熱心に動く議員自体が少ない。

 

 でも、票にはならなくても、「評」(評判)にはできます。この分野で動こうという政治家を、ネットや街頭で応援しましょう。あるいは次の選挙で駅前に立つ政治家に「児童虐待に取り組む?」と聞いてください。

 

 子どもが虐待で死ぬニュースを見て、その場だけで胸を痛めても、悲しくなっても、再発は防げません。

 

 一過性の感情だけで終えず、制度を変える、お金の使い道を変えることに繋げて、構造的な再発防止を目指しましょう。

 

 それが彼女を助けられなかった我々大人にとって、せめてもの償いではないでしょうか?

 

この課題に対する解決策はあって、これから社会を変えていけるんです。ただ、それができるかどうかは僕たち次第なんだとも言えます。

「社会的擁護」の分野を盛り上げる事はできる

 この親権が強すぎる問題については、社会制度を変えるや何やらは素人にはイメージしづらいです。でも、ちょっと視点を変えて「社会的擁護」の分野そのものを盛り上げる事はできるんじゃないかとも思います。

 例えば「ふるさと納税で子ども宅食」を応援するとかです。

www.furusato-tax.jp

 この活動自体は前から知ってて「いい取り組みだなあ」と思っていました。一方で子どもを保育園に預けていて「自分の住んでいる自治体に市民税は払っておきたい」という気持ちもあり、ふるさと納税はしてこなかったんですよね。

 ただこういった活動が盛り上がって注目されれば、その評目当てで動いてくれる政治家が増えて、その結果として社会が変わってくれる可能性があります。実際に昨年度は8000万円の寄付がありニュースにもなっています。

 ふるさと納税自体初めてなのでまだできていないんですが、少額でも寄付してみます。

動いてくれた政治家を覚えておく

 人気取りでもなんでもいいので、動いてくれた人は注目しておいておくことかもしれません。「評になりそうかも」という匂いがする案件にすることで変わる事はあるはずです。

 あとこういう事が起きるとTwitterやニュースでガッと情報が流れるのですが、そのときしか覚えていられないんですよね。ということでブログエントリに記録として残しておく事で、自分だけでも覚えておけるようにしておきます。

 いいことや悪いことをしたときに「忘れないからね!」って念押しすることで無視できない民意に少しでもなれたらいいなと。

動けなくても騒ぐことはできるのかな

 僕もこのエントリを書くぐらいのことしかできないのですが(しかも弱小ブログ)、でも騒いでいたら少しずつ世の中が変わってくれるかもしれません。

 「保育園落ちた、日本死ね」だって、そのときの等身大の気持ちを吐露しただけだったんですよね。それが一つのムーブメントにつながったわけです。

 変化を伴うし、誰かが損をしたり嫌な思いになったりするかもしれない、賛否両論なので、信じたものが間違ってるかもしれないんですけど、でも子供が悲しい目に遭う社会を変えていきたいよね。

   まだまだできることはあると思うので、「こんなことできるよ」みたいなアイデアあれば教えてください!

ではでは!