たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

長女(3)のリュウソウジャー&仮面ライダージオウ映画鑑賞大作戦!

うちの長女はすくすくと成長し、3歳になった。

そんな彼女に1つの試練が立ちはだかる。

 

そう、仮面ライダーと戦隊シリーズの夏映画である。

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 これまでアンパンマンの映画で映画館デビュー、プリキュアの秋、春映画と計3回の映画館での映画鑑賞を経験してきた。本人もそれなりに自信(?)があるらしく、ニチアサで映画の予告が流れるたびに「娘ちゃんこれ観に行きたいー」と主張してくる。そして最近のお気に入りは騎士竜戦隊リュウソウジャーである。毎週新しい話が更新されるたびにリアタイ視聴のみならず日々のリピートも欠かさない。あまりのヘビーローテーションに僕が観ているだけでもタンクジョウは10回以上破れているし、ショータイムは頭から離れない始末である。そんな彼女が映画を観に行きたくないわけがなかった。

だがしかし、この夏映画には大きな試練がある。

 

上映時間が1時間半あるということだ。

 

 これまでの映画は1時間弱であること+一緒に踊ろうパートがあるのでお話に集中できなくても何とかなるし、時間自体も長くない。今回は1時間半もあり、後半は仮面ライダージオウもある。そこまで彼女の集中力が持つのか?大丈夫だろうか?

 というかパパは仮面ライダージオウが観たい、ちゃんと集中して観たい。長女は家に置いてこっそり観に行きたい、

 だがうちの長女は春に3歳となり、立派にジクウドライバーでジオウにも変身できる。日々成長を感じられるし、多少は集中力が切れるかもしれないが何とかなるのではないか?

 ということで、パパと2人で、3歳の長女の初戦隊&仮面ライダー映画を観ることが決まった。

 

朝イチ鑑賞作戦

 ニチアサ大好き長女の朝は早い。 

 鑑賞時間は日曜の9時台の回に決めた。「朝イチ鑑賞作戦」である。これは長女が保育園でお昼寝する12〜14時台を避けることができ、かつ長女があまり疲れていない状態で鑑賞することで、飽きやぐずりを軽減する作戦である。本当は土曜日に観に行きたかったが、体調を崩して病院に行く必要がある可能性が消せないため、日曜日にした。前日は早めの就寝をして万全の体制で挑む。

 朝食を食べて洗濯物を干したり準備している間も気が抜けない。いつ長女がチャンネルを変えてプリキュアを見始めるか分からないからだ。長女はニチアサのリアタイ視聴も欠かさない。映画のことは伝えているが直前で気が変わってしまうかもしれない。慎重にEテレに変えておかあさんといっしょをみせる。8時半からのムジカ・ピッコリーノで長女の集中力がTVから逸れたあたりで無事出発できた。

 劇場でチケット発券したあとも、座席に座る時間が短くなるように事前にパンフレットを買ったり、併設のこじんまりしたゲームセンターで取れそうにないUFOキャッチャーに100円払ったりして時間を潰す。上演5分前に劇場に座る。ここまでは OK、長女の機嫌もオールグリーンだ。入場者プレゼントのカードをもらえたのも良かった。本人もカードを気に入ったみたいでドリンクホルダーに入れたり自分で持ったりを繰り返している。

 周りを見渡すと、だいたい4~5歳ぐらいの子供が多いだろうか?男の子が大半だが、女の子も兄弟の付き添いできているようだ。隣に座っている男の子が長女と同じぐらいの背格好だったのでちょっと安心する。

 そして、映画が始まった。

※多少ネタバレありです。

騎士竜戦隊リュウソウジャーthe MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!

 開始早々、福井恐竜博物館でのシーンが映る。なかなか分かってる、こういうの観たら行きたくなるよね。長女も興味津々に観ている。妻も行きたいといたので、今度いってみようかな。カマロ(追加戦士の人)のギャグパート(誰彼構わず求婚して振られていくシーン)でもしっかり笑っている長女、いける、いけるぞ。成長したな長女よ。と映画とは関係ないところでウルウルするパパ。

 そして戦闘シーンに突入。リュウソウジャーの見所である片手剣を使ったアクロバティックな殺陣、やっぱり戦闘シーンはいいよねー。

がんばれーーー!

いや、そういうのじゃないから。

 慌てて長女を止める。忘れてた、これまで映画館で観たアンパンマンやプリキュアの映画では必ず「応援パート」が用意されていた。ヒーローショー然りである。長女の中では「映画館で観る」=「応援する」なのだ。本人も(なんで応援しちゃだめなの?)って顔してるぞ。「ちょっと待って、しー」と小声で伝えると、本人も何となく周囲の雰囲気で分かったようで、納得して観てくれている。よかったよかった。

 中盤のキシリュウオーの必殺技はよかった、ビルを飛び移っていくシーンもアツかった。レッドが再変身するシーンも王道でいい。ロケ地の荒廃した雰囲気と合間ってビシッと決まってました。そして最後の殺陣と思ってたら

カードなくした

ここでなくす?え?ここでなくすの?さっきまでドリンクホルダーに入れてたやん!何とかなだめて最後まで観れた。EDが始まったタイミングでカードは回収できた。EDのダンスは踊りたそうだったけど、踊っている人がいなかったので我慢してたよね。かわいい。

劇場版仮面ライダージオウOverQuartzer

 さて、ここからが本番である。長女氏の集中力がどこまで持つのか、これ如何によってパパの満足度が大きく変わってくる。

  序盤から夢パートを挟んでくるあたりぶっ飛ばしてるなぁ、とクスッと笑っていたら長女がトントンしてくるので何かと思ったら、

しー

いや、映画館で喋っちゃいけないのはそうなんだけどさ、笑い声とかはセーフだよ。その辺のニュアンスは伝わってない様子。

 ここから信長のいる戦国時代に移動して、ギャグ盛りだくさんのコメディパートに進んでいく。よくある信長とは異なる雰囲気の信長に振り回されながら展開する話は実にジオウらしい。「自分たちが知っている歴史が、真実かは分からない」という切り口でえがくストーリーはなかなかである、なかなかであるのだが、、、

 だめだ、長女の集中力が切れてきたよ。今まで手をつけてなかったポップコーンを食べだしたよ。

 うーん、ゲイツが戦国時代の戦いに混じって戦うのとかテンション高いし、仮面ライダーザモナスのトリッキーさも楽しいのだが、、、この辺は伝わらないか。

 戦国時代編がひと段落して、いよいよクォーツァーが登場。いいねいいね、ISSAが王って設定もいい、ソウゴを蹴り落とすところは迫真のシーンで、、

立ったよ!立っちゃったようちの娘が!

 どうやら本格的に飽きてきたようで立ってしまう長女。慌てて座らせようとすると抱っこがいいとのこと。あーこれはもしや、怖いのか?シリアスな空気にビビってきたのか。確かにダイマジーン(ジオウで「オーマの日」に世界を焼き尽くすロボット)が暴れまわっているので絵としては怖いか。

 ただそれでも静かにしてくれているので、まだ観れる、まだ先が観れるぞ。頼む、そろそろうまく行く感じの空気になってくれ。と思ってたらここでサプライズゲスト(木梨憲武さん)登場!まさかの仮面ノリダーネタ!いやーこれは笑うしかない!笑うしかないよ!って思ったら、

長女氏現在3歳!

ぽかーんとしてるよ!だめだよジェネレーションギャップだよ!しまったー!

 

 それでも、それでも盛り上がりは止まらない。ISSAが仮面ライダーバールクスに変身し最後の戦いが始まる。うおー!仮面ライダーBLACK RXモチーフのバールクス超かっこいい!!!リボルゲイン出してくるのはずるい!

 リアルタイムではないんですが、父親が好きで最初にしっかり観せてくれた仮面ライダーがRXだったりするんです。やっぱりテーマ曲が流れた状態で敵にリボルゲインを突き刺してタメがあって、引き抜いて振り返りポーズからの爆発。この立ち振る舞いがどうしようもなくかっこよかったことをよく覚えてるなぁ。。。

 とかこっちが感極まってたらうちの長女立ち上がって、前の座席の背もたれ揺らしてるー!!!何やってんだよーーー!!!

 慌てて長女を引き剥がし膝の上に座らせる。おこじゃないよね?やめてよ、僕にはスタウォーズエピソード8のときにレイとカイロレンが共闘するシーンでトイレを我慢できず席を立った時に隣の男性の足思いっきり蹴ってしまってめっちゃ舌打ちされた前科があるんだ、今日は勘弁してくれ。。。

 ・・・ちょっと様子観てましたが、前の男性も隣の子供を落ち着かせるのに手間取ってるようでこちらに怒ってはなさそう。ふー、よかった。(よくない

 そのあとから平成仮面ライダー総出演に近くなってきて、長女も観たことあるライダーが増えてきたことで安心したのか落ち着いた。よかったよかった。

 最後は落ち着いて平成キックを観ることができた。「あー、やりきってるね、もう途中から無茶苦茶だったもんね、もーこれでいいんじゃない」と潔さを感じることができた。自分たちに向けられた疑問に、真摯に向き合いながらも求められた答えを絶対に答えない強い意思を感じた。このクレバーな製作陣はさすがだと思う。そしてかなりいいタイミングでオールスターの絵を持ってきてくれてありがとう。長女が何とか持ちました。

映画が終わって

 映画が終わってから「面白かった?」と聞くと

怖かったー。マイナソー(リュウソウジャーに出てくる敵)怖かったー

 えー!?そんな序盤からビビってたの?なんか連れてきてごめん。。。

 ということで、長女(3)の映画チャレンジは無事(?)ことなきを得て終えることができました。そのあとはマクドでハッピーセットを食べて帰宅。録画していたニチアサ鑑賞してたら、映画予告で「パパ、これ観たねー」と報告してくれる。やっぱり一緒に観に行ってよかったな。

3歳の子どもでもなんとかなる雰囲気

 うちの長女と同じく、他の座席でもシリアスパートではざわついていたのでなかなか集中力を維持するのは小さい子供にとっては大変そうでした。ただ、じゃあ騒ぎ出すかというとそうでもなくて、むずむずしているんだけど雰囲気は感じているようで、大荒れにはなりませんでしたね。子どもながらに大事なシーンということはわかってるんだろうなあ。

 ストーリーパートの落ち着きが出るまではもうしばらくかかりそうかなあという印象でした。子ども向け作品であれば子どもに対しては寛容な空気になるので、また観に行きたいと言われたら一緒にいこうかと思います。。。やっぱり仮面ライダー冬映画は1人で観に行こうかな。。

ではでは!